活用してるのスパマーだけじゃん、とか言われてるAtom PPですが、僕はAtom PPにすごい期待してます。理由は、Writable Webの推進力になりそうだから。
Google Web API、Amazon Web Services、Yahoo Search API、みんなRead Onlyです。とりあえずRead OnlyでもOpen Dataなんだからすげーってのがこれまでの話でしたが、Open Dataがデフォルトになりつつある(証拠なし)今、APIからSPIへの流れが次のトレンドになってきてる気がする。
Google MapsとYahoo! MapsのAPIの違いについてYahoo!の人がブログであれこれ書いてたのに多少インスパイアされたんだけど、これら2つは両方とも地図にアノテーションを加えるという意味では同じ機能を持ってる。違いは、GはあくまでAPI方式、つまりデータを渡しちゃってあとは自由に加工してね、という使い方(MSNもそう)であるのに対して、Yのほうは加工する側(データプロバイダ)がYにデータを渡す(実際はYがデータを取りに行くのだが、まあ同じことだ)という使い方であること。Gの場合、Gの前に立ってユーザーをさばくのに対して、Yの場合はYの後ろからデータを注入してあげるのである。これがAPI vs SPI。
Gの場合、はてなマップとFind Jobの両方をひとつのマップに表示することは(そういうサイトを自分で作らなければ)できない。でもYの場合、Yがユーザーの好みに合わせたデータプロバイダを提案したりできる。Yというトラフィックの集積所の力を発揮できる。
Atom PPは、コンテンツの集積所にコンテンツを注入できる仕組みだ。ブログの投稿を考えるといかにもコンシューマ向け、フロントエンドアプリケーション用、という感じでとらえてしまうが、コンテンツ集積所に後ろからコンテンツを注入するととらえると、SPIっぽいイメージがわく。
例えばはてなブックマーク。はてな自体は場所を提供しているだけで、コンテンツははてなの後ろから熱心なはてなユーザーが毎日注入する。いまやある特定方面の最新情報は、検索するよりはてなブックマークのトップに行ったほうが効率よく見つかる。
例えばAmazon.com。Amazonでは売ってない商品をAmazonで売ることが可能な仕組みがある。
Google AdSenseも、Googleの後ろから広告主がコンテンツを注入していると見れば、GoogleがWeb検索APIよりもAdSense APIにシフトした理由を想像できる。
Atom PPによって、他人のWebサイトにデータを注入するという作業がもっと一般的になれば、中小企業が大規模サイトに相乗りして商売ができるという、かつて検索の世界におこった革命(言いすぎ)がもっと広い分野でおこるのである。現在のAPIブームのような、少数のハッカーが最新APIで小さいアプリケーションを作って満足するというだけではない、もっと大きなムーブメントになる。そのときWebは、大量トラフィックを獲得する少数サイトと、そこに相乗りする中小規模のビジネスにキレイに分けられることになる。それがいいことなのかどうかはわからないが。
9/10/2005
9/09/2005
9/08/2005
iPODなの
まじですか。僕のShuffleはどうしてくれますか。いや、このShuffleは買ったわけじゃないけどさ。
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9/07/2005
PDCポッドキャスト
キッカケはNIFTY-Serve
教科書には載らないニッポンのパソコン通信の歴史 Encyclopedia of Japanese BBS Cultureをはてなブックマークで見かけて思わず読み込んでしまった。
僕の初NIFTYはたしか1995年だったなー。部署が変わって技術部ってとこに送られて行ってみたら、古い98にモデムがつながっていて、NIFTYのIDを部で共有してて。なんとかいうターミナルソフトにマクロが組み込まれてて、一通り巡回させてログを片っ端から見る。技術部に移ったとたん、Eメールアドレスももらったんだけど、そっちは最初はあまり使いでがなくて、もっぱらNIFTYで情報収集してたっけ。会社にいたFreeBSD使いがMosaicで遊んでるのを見て何だありゃ、と思ったり。
そのうち部署が横浜に引っ越して、組織が一部変わって、僕の直属の長が三菱電機から出向してきた。田窪昭夫さん(なんと東京電機大学の教授になってるじゃありませんか)。田窪所長は今でいう筋金入りのgeekで、当時Delphiが出たてで、DOSエンサイクロペディアとにらめっこしながらDelphiのインラインアセンブラでDOSのINT発行してマシン日付を変えるとかいうDLLを書いたら数10KBものサイズになっちゃって、「アホかおのれは」呼ばわりされたっけ。
田窪所長の目の前に座っていた僕は、所長の机の上にあったモデムに相乗りさせてもらい、自分のマシンでNIFTYにアクセスできるような環境を作った。んで、NIFTYに入り浸り、調子に乗ってCompuServeにも出かけ、情報を収集しては社内報でひけらかしてたんだった。新人のときにうっかり作ったAccessベースのアプリケーションのせいで、Accessの技術サポート担当みたいなことになって、勢いでNIFTYのフォーラムで発言してみたり、流れでSQL Serverのフォーラムに行ったらSQL ServerのPMだった北川さんとORACLEの池田さんの「俺のがスゴイ」バトルに遭遇して見物したりしてたっけ。
田窪所長に会わなければ、あの後もっと違った人生だったかも。田窪所長のモデムが目を開かせたせいで、それまでの世界がつまらないものに見えるようになったのだ。パソ通ばんざい。僕がこんなブログ書いてることなんか気づかないでしょうけど、田窪所長、今さらながらありがとうございました。
僕の初NIFTYはたしか1995年だったなー。部署が変わって技術部ってとこに送られて行ってみたら、古い98にモデムがつながっていて、NIFTYのIDを部で共有してて。なんとかいうターミナルソフトにマクロが組み込まれてて、一通り巡回させてログを片っ端から見る。技術部に移ったとたん、Eメールアドレスももらったんだけど、そっちは最初はあまり使いでがなくて、もっぱらNIFTYで情報収集してたっけ。会社にいたFreeBSD使いがMosaicで遊んでるのを見て何だありゃ、と思ったり。
そのうち部署が横浜に引っ越して、組織が一部変わって、僕の直属の長が三菱電機から出向してきた。田窪昭夫さん(なんと東京電機大学の教授になってるじゃありませんか)。田窪所長は今でいう筋金入りのgeekで、当時Delphiが出たてで、DOSエンサイクロペディアとにらめっこしながらDelphiのインラインアセンブラでDOSのINT発行してマシン日付を変えるとかいうDLLを書いたら数10KBものサイズになっちゃって、「アホかおのれは」呼ばわりされたっけ。
田窪所長の目の前に座っていた僕は、所長の机の上にあったモデムに相乗りさせてもらい、自分のマシンでNIFTYにアクセスできるような環境を作った。んで、NIFTYに入り浸り、調子に乗ってCompuServeにも出かけ、情報を収集しては社内報でひけらかしてたんだった。新人のときにうっかり作ったAccessベースのアプリケーションのせいで、Accessの技術サポート担当みたいなことになって、勢いでNIFTYのフォーラムで発言してみたり、流れでSQL Serverのフォーラムに行ったらSQL ServerのPMだった北川さんとORACLEの池田さんの「俺のがスゴイ」バトルに遭遇して見物したりしてたっけ。
田窪所長に会わなければ、あの後もっと違った人生だったかも。田窪所長のモデムが目を開かせたせいで、それまでの世界がつまらないものに見えるようになったのだ。パソ通ばんざい。僕がこんなブログ書いてることなんか気づかないでしょうけど、田窪所長、今さらながらありがとうございました。
9/05/2005
バルマーがGoogleをチョメチョメするってさ
Balmer Vows to Kill Google
わっはっは。「I'm going to f***ing bury that guy, I have done it before, and I will do it again. I'm going to f***ing kill Google.」だってさ。Ballmerまだまだ元気!っつーかMark Lucovskyみたいなのが謙信のほうに行っちゃったらそりゃ信玄激怒しますわな。
確かにNetWare全盛期に酷評されてたNTが育って、いまやNetWareなんか誰も知らないって状態だし、SunもMSの軍門に下ったって感じだし、「俺は一度やったんだ。またやってやる。」だな。あのGoogleをF**kするって話もBallmerが怒りながら言ったってことだと単純に「ムリムリ」にはならないね。
野次馬としては次の10年も楽しいことになりそうだ。終わってみたらGoogleはNetWareだった、なんてことになってるのかもしれない。じゃあGmaps APIで作られたアプリなんかNLMみたいなもんってことか。うぇー。
わっはっは。「I'm going to f***ing bury that guy, I have done it before, and I will do it again. I'm going to f***ing kill Google.」だってさ。Ballmerまだまだ元気!っつーかMark Lucovskyみたいなのが謙信のほうに行っちゃったらそりゃ信玄激怒しますわな。
確かにNetWare全盛期に酷評されてたNTが育って、いまやNetWareなんか誰も知らないって状態だし、SunもMSの軍門に下ったって感じだし、「俺は一度やったんだ。またやってやる。」だな。あのGoogleをF**kするって話もBallmerが怒りながら言ったってことだと単純に「ムリムリ」にはならないね。
野次馬としては次の10年も楽しいことになりそうだ。終わってみたらGoogleはNetWareだった、なんてことになってるのかもしれない。じゃあGmaps APIで作られたアプリなんかNLMみたいなもんってことか。うぇー。
8/30/2005
死ぬ気で、命をかけて、という軽さ
柔道家「死ぬ気でやればできないことなどない。」
ウソをつくな。
柔道を死ぬ覚悟でやられたら見るほうは迷惑だ。精一杯がんばってほしいが、死ぬ覚悟ではやってほしくない。円谷の時代じゃないんだから。
政治家「命をかけてやっていきます。」
ウソをつくな。
選挙で落ちたって、公約を果たせなくたって、お前は絶対に命を落とさない。今まで何度命をかけたのか数えてみろ。
裏で海猿みたいなドラマをやってるところでこういうセリフを聞かされると本当に萎える。本当に命をかけて仕事をしている人たちよ。どうか彼らを叱ってやってください。
ウソをつくな。
柔道を死ぬ覚悟でやられたら見るほうは迷惑だ。精一杯がんばってほしいが、死ぬ覚悟ではやってほしくない。円谷の時代じゃないんだから。
政治家「命をかけてやっていきます。」
ウソをつくな。
選挙で落ちたって、公約を果たせなくたって、お前は絶対に命を落とさない。今まで何度命をかけたのか数えてみろ。
裏で海猿みたいなドラマをやってるところでこういうセリフを聞かされると本当に萎える。本当に命をかけて仕事をしている人たちよ。どうか彼らを叱ってやってください。
8/27/2005
8/26/2005
Dear Santa, please give us the e4x implemetation for the ASP.old platform for this Christmas
「Microsoftは来月開くProfessional Developers Conference(PDC)で、「Visual Basic 9.0」「.Net Language Integrated Query Framework」など、今後登場予定の各種技術を紹介する」そうです。COmegaとかいわれてた例のアレがCLR/CLIに組み込まれたんですね。COmegaみたいにXmlSerializerのしょぼい版みたいにならないことを祈ります。
って、それより先にJScriptでe4x実装しておくれよ。JScript.NETじゃなくてJScript.oldのほうで。それでASP.NETじゃなくてASP3でJScriptでe4x使えたら、Ajax的フロント部分のコードとサーバーサイドのコードを単一プログラミング言語で記述できるプラットフォームとして流行るかもよ?!
って、それより先にJScriptでe4x実装しておくれよ。JScript.NETじゃなくてJScript.oldのほうで。それでASP.NETじゃなくてASP3でJScriptでe4x使えたら、Ajax的フロント部分のコードとサーバーサイドのコードを単一プログラミング言語で記述できるプラットフォームとして流行るかもよ?!
8/25/2005
iTunes Music Store Player (のパクリ) for Windows
iTunes Music Storeで視聴するときマウスでクリックするのがメンドくさいので、ツールを探していたらiTunes Music Store Player ってのを発見したんだけど、Mac専用だってんで脱力、って人向けのツール、作りました。

ダウンロード:バイナリ(EXE)、ソース。

ダウンロード:バイナリ(EXE)、ソース。
8/24/2005
OSって何だ
GoogleOSとかWebOSとかの議論を最近よく目にするようになった。最初は「何だそりゃバーカ」としか思ってなかったんだけど、ちょっと考えてみると結構面白いのかも、と思い始めてきた。
UIなフロントエンド(Google DesktopとかYahoo Konfabulatorとか)とHTTPdなバックエンドが通信してクールでアルファギークなアプリができると、それがWindowsを打倒するみたいな、異常に飛躍した話だけ聞くと「バーカ」にしかならない[1]し、「OS」って言葉の響きからすればMySQLのファイルシステムとPerlモジュール+HTTPのAPIとHTMLのUIからなる「はてなOS」のほうがよっぽど近いって話だろう。
Webサービスと呼ぼうがXMLHTTPと呼ぼうがRSSと呼ぼうがフィードと呼ぼうがWeb 2.0と呼ぼうがどうでもいいが、そのあれはアプリケーション間通信インターフェイスなわけで、アプリケーション間通信というのはWindowsのようなFat OSでは目玉機能だ。WindowsにはDDEやCOMがあり、Gnome(はOSか?)にはBonoboがある。
最近じゃアプリケーション間通信は物理ハードウェアをまたがって分散していて、企業システム(の軽いヤツね)はDCOM/COM+やCORBAやJ2EE/RMIで動いている。以前は「ばらばら=分散」と捉えていたものを、今は企業ネットワーク内にあるコンピュータ資源(ハードやネットワークやソフト)を有機的に結合した全体=SOAを考えるという視点の違いはあれ、見ているものは同じで、結局アプリケーション間通信に行き着く。スケールの違いに伴う複雑さの増加はもちろんあるが、WordとExcelが一つのPC内部のバスで通信するのと、IISとMTSが100Base-TXで通信するのとは高度10,000メートルから見れば同じことだ。
「~同じこと」だとすると、KonfabulatorとWeb○☆▼!■◎★がやってるのは、インターネットをはさんだアプリケーション間通信なんだから、インターネットをPC内部のバスに、フロントGUIとバックHTTPdをWordとExcelに置き換えれば、「それ」がOSに見えるって話にもなんだかうなずけそうな気がしてくる[2]。Yahoo!は素直に最大公約数的にXMLHTTPで、Googleはその環境で最善のものを追う(ブラウザならJavascript直、Windows上なら生COM)という違いはあるにせよ[3]、OSにおけるアプリケーション間通信の部分をインターネット上で進めているという点では同志だ。
流行のWeb 2.0がOSにおけるアプリケーション間通信だとすると、そのOSって何のことだ?
考えてみれば、「これがWindows(DOSでもLinuxでも何でもいい)です」って指をさす対象なんて存在しない。指の先にあるのはシェルだったりメモリ内を移動するビットだったりするだけで、OSってこれですっていうモノなんかないんだな。OSってものが持っているいろんな側面を記述して、それでOSを記述したつもりになる[4]けど、「群盲象を評す」ってことだ[5]。ことの本質には至らない。
ということは、GoogleやYahoo!がやっているのはOSを作っていることだ、WebOSばんざーいとかいう議論は、アプリケーション間通信という面を触って得た感触としては遠くないってことだ。
ん、いや待てよ、そうするとGoogleやYahoo!ってしょせんはそのOSの中での一アプリケーションに過ぎなくて、彼ら自身がOSだとか、彼らがOSを作ってるなんてことにはならないよな。だってXMLHTTPとかJSONとかRSSとかって彼らが決めたものじゃないし。OSが持つメモリ管理やタスクスケジューラ機能みたいなのは、インターネットではルータのQoSやIPSecなんかで実現する(のかな?)わけで、GoogleやらYahoo!やらはここいらにはぜんぜん手出しできないよ。
彼らのデータセンター内ではすげーファイルシステムが稼動しているらしいけど、それって上の抽象に当てはめるとWordが自分のデータをあるときはレジストリに、あるときは設定ファイルに書き込みますってことと同じレベルの話なんで、彼らのファイルシステム=インターネットOSのファイルシステムではない。Google検索はインターネットを巨大なファイルシステムに見立ててそこからデータを取り出せるからGoogle検索はOS機能の一部だって議論もあるけど、それってGDSがWindowsマシンのHDDからデータを取り出せるって言ってるのと同じで、GDSはOSの一部ではないんだから、Google検索だってやっぱりOSの一部にはなりえない。エライのはWindowsのファイルシステムAPI(=インターネットのAPIつまりHTTP)であって、GDSはそれを利用する字義通りのアプリケーションでしかない。
じゃあやっぱりWebOSって何なんだ。
...とまあ例によってまとまらないわけでした。ちゃんちゃん。
[1]大体GoogleはAPIをWindowsに頼りっきりだし、KonfabulatorはAppleにパクられた腹いせにWindows版を開発したらYahooがお買い上げしたってわけなんだから。←コメント参照。ご指摘感謝。そのフロントはWindowsに握られているのに、そこを無視して議論してもねぇ、ってことが言いたかった(追記)。
[2]もちろんスケールの違いに伴う複雑さの増加は、「複雑さの増加」なんていうチンケな言葉でかたづけられるような問題ではない。だがこの議論では重要ではないから無視。抽象度を上げれば何でも解決できるっていうアレですよ。
[3]この違いは重要なんじゃないかと思って少し考えてみたんだけど、やっぱ放置することにした。Googleが出している「API」たちを、大それたビジョンにそって関連付けできるとは思えなかったから。単に、Mapsを開発した人はJavascriptグルで、DesktopのほうはWindows専門家だったってだけなんだろうな、きっと。Webサービス好きな人は今はAdSense APIを開発してますってことで、Web APIは放置だし。ぜんぜんビジョンなんか見えない。Google Talkは「業界標準サポート」だって。もう訳わからん。
[4]Personに関するいろんな情報を記述して、それでPersonを記述したように見せかける/思い込むFOAFと同じ。
[5]このことわざの意味は「凡人がいくら集まっても大局は見通せない・ことの本質は見抜けない」ってことで、ここでの使い方は必ずしも意味どおりではありません。文字から浮かぶイメージのほうを見る。
UIなフロントエンド(Google DesktopとかYahoo Konfabulatorとか)とHTTPdなバックエンドが通信してクールでアルファギークなアプリができると、それがWindowsを打倒するみたいな、異常に飛躍した話だけ聞くと「バーカ」にしかならない[1]し、「OS」って言葉の響きからすればMySQLのファイルシステムとPerlモジュール+HTTPのAPIとHTMLのUIからなる「はてなOS」のほうがよっぽど近いって話だろう。
Webサービスと呼ぼうがXMLHTTPと呼ぼうがRSSと呼ぼうがフィードと呼ぼうがWeb 2.0と呼ぼうがどうでもいいが、そのあれはアプリケーション間通信インターフェイスなわけで、アプリケーション間通信というのはWindowsのようなFat OSでは目玉機能だ。WindowsにはDDEやCOMがあり、Gnome(はOSか?)にはBonoboがある。
最近じゃアプリケーション間通信は物理ハードウェアをまたがって分散していて、企業システム(の軽いヤツね)はDCOM/COM+やCORBAやJ2EE/RMIで動いている。以前は「ばらばら=分散」と捉えていたものを、今は企業ネットワーク内にあるコンピュータ資源(ハードやネットワークやソフト)を有機的に結合した全体=SOAを考えるという視点の違いはあれ、見ているものは同じで、結局アプリケーション間通信に行き着く。スケールの違いに伴う複雑さの増加はもちろんあるが、WordとExcelが一つのPC内部のバスで通信するのと、IISとMTSが100Base-TXで通信するのとは高度10,000メートルから見れば同じことだ。
「~同じこと」だとすると、KonfabulatorとWeb○☆▼!■◎★がやってるのは、インターネットをはさんだアプリケーション間通信なんだから、インターネットをPC内部のバスに、フロントGUIとバックHTTPdをWordとExcelに置き換えれば、「それ」がOSに見えるって話にもなんだかうなずけそうな気がしてくる[2]。Yahoo!は素直に最大公約数的にXMLHTTPで、Googleはその環境で最善のものを追う(ブラウザならJavascript直、Windows上なら生COM)という違いはあるにせよ[3]、OSにおけるアプリケーション間通信の部分をインターネット上で進めているという点では同志だ。
流行のWeb 2.0がOSにおけるアプリケーション間通信だとすると、そのOSって何のことだ?
考えてみれば、「これがWindows(DOSでもLinuxでも何でもいい)です」って指をさす対象なんて存在しない。指の先にあるのはシェルだったりメモリ内を移動するビットだったりするだけで、OSってこれですっていうモノなんかないんだな。OSってものが持っているいろんな側面を記述して、それでOSを記述したつもりになる[4]けど、「群盲象を評す」ってことだ[5]。ことの本質には至らない。
ということは、GoogleやYahoo!がやっているのはOSを作っていることだ、WebOSばんざーいとかいう議論は、アプリケーション間通信という面を触って得た感触としては遠くないってことだ。
ん、いや待てよ、そうするとGoogleやYahoo!ってしょせんはそのOSの中での一アプリケーションに過ぎなくて、彼ら自身がOSだとか、彼らがOSを作ってるなんてことにはならないよな。だってXMLHTTPとかJSONとかRSSとかって彼らが決めたものじゃないし。OSが持つメモリ管理やタスクスケジューラ機能みたいなのは、インターネットではルータのQoSやIPSecなんかで実現する(のかな?)わけで、GoogleやらYahoo!やらはここいらにはぜんぜん手出しできないよ。
彼らのデータセンター内ではすげーファイルシステムが稼動しているらしいけど、それって上の抽象に当てはめるとWordが自分のデータをあるときはレジストリに、あるときは設定ファイルに書き込みますってことと同じレベルの話なんで、彼らのファイルシステム=インターネットOSのファイルシステムではない。Google検索はインターネットを巨大なファイルシステムに見立ててそこからデータを取り出せるからGoogle検索はOS機能の一部だって議論もあるけど、それってGDSがWindowsマシンのHDDからデータを取り出せるって言ってるのと同じで、GDSはOSの一部ではないんだから、Google検索だってやっぱりOSの一部にはなりえない。エライのはWindowsのファイルシステムAPI(=インターネットのAPIつまりHTTP)であって、GDSはそれを利用する字義通りのアプリケーションでしかない。
じゃあやっぱりWebOSって何なんだ。
...とまあ例によってまとまらないわけでした。ちゃんちゃん。
[1]大体GoogleはAPIをWindowsに頼りっきりだし、
[2]もちろんスケールの違いに伴う複雑さの増加は、「複雑さの増加」なんていうチンケな言葉でかたづけられるような問題ではない。だがこの議論では重要ではないから無視。抽象度を上げれば何でも解決できるっていうアレですよ。
[3]この違いは重要なんじゃないかと思って少し考えてみたんだけど、やっぱ放置することにした。Googleが出している「API」たちを、大それたビジョンにそって関連付けできるとは思えなかったから。単に、Mapsを開発した人はJavascriptグルで、DesktopのほうはWindows専門家だったってだけなんだろうな、きっと。Webサービス好きな人は今はAdSense APIを開発してますってことで、Web APIは放置だし。ぜんぜんビジョンなんか見えない。Google Talkは「業界標準サポート」だって。もう訳わからん。
[4]Personに関するいろんな情報を記述して、それでPersonを記述したように見せかける/思い込むFOAFと同じ。
[5]このことわざの意味は「凡人がいくら集まっても大局は見通せない・ことの本質は見抜けない」ってことで、ここでの使い方は必ずしも意味どおりではありません。文字から浮かぶイメージのほうを見る。
PSP+GPS=???
まだまだ機能拡張は続く――PSPシステムソフトウェア開発者に、新機能の詳細や今後の展望を聞く (2/3)
――周辺機器に関してですが、ユーザーからの意見として、カーナビとして使いたいというものがあったのですが、これが実現される可能性はありますでしょうか。マジ。でカメラとメーラとSkypeがのれば...ってだったらM1000買えってか。
川西氏 昨年のE3では参考出品としてGPSを展示していましたが、それも検討項目の1つとして考えています。ブラウザが搭載されたことで、GPSと組み合わせるといろいろできることが増えてきますので、いずれはご紹介できれば、と考えています。GPSはゲームでも利用できますしね。ゲームでGPSを活用すればおもしろいことができるのではないか、と思っています。
例えば、ゲーム内のマップを現実の世界と結びつけることも可能になりますし。渋谷の地形を再現して、実際に自分のいる場所をゲーム内でも対応させる、といったことで、おもしろいことができるでしょう。
8/19/2005
NHK sucks, really
テレビの前でアングリ、なガンオタが増殖中?の今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。っつーかNHKさんよ~。
福井氏の「国営放送」発言の訂正はまあしょうがないとしよう。品川の「バンダイ」を玩具メーカーに、「iPOD」を携帯音楽プレイヤーに、無意味にいちいち訂正すんなようぜーな。キモい女と無知な司会者は出てこないでいいっての。紙切りのおっさん、ガンダムが正義の味方だとか言ってやがったぞ。何が「今ガンダムを放送する意義」だっつの。わかっちゃいねー。結局夏休みのお子様向け番組ってことか。あげく、映画中のブライトのせりふ「めくらうち」をつぶしやがった。「原作者の意図を尊重して云々」と言われるほど富野は偉大じゃないってか。
福井氏の「国営放送」発言の訂正はまあしょうがないとしよう。品川の「バンダイ」を玩具メーカーに、「iPOD」を携帯音楽プレイヤーに、無意味にいちいち訂正すんなようぜーな。キモい女と無知な司会者は出てこないでいいっての。紙切りのおっさん、ガンダムが正義の味方だとか言ってやがったぞ。何が「今ガンダムを放送する意義」だっつの。わかっちゃいねー。結局夏休みのお子様向け番組ってことか。あげく、映画中のブライトのせりふ「めくらうち」をつぶしやがった。「原作者の意図を尊重して云々」と言われるほど富野は偉大じゃないってか。
8/18/2005
Webサービス論
元々2004年末ごろ書いた記事だが半年以上たってようやくオンラインで読めるようになったので、興味のある方はどうぞ。かなりマジで書いただけど、それゆえか前半の歴史部分が長すぎたという反省はあるかな。まあ後半も、結局常識的な話しか書けない当時の立場はあるにせよ、いまひとつ踏み込めていないけど。
吉松史彰のWebサービス論
吉松史彰のWebサービス論
7/05/2005
Google Earth Hacks
うひょひょ、こりゃおもしろい。
こんなXMLを用意してamazon.kmlとかいう名前で保存して、ファイルをダブルクリック!
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<kml xmlns="http://earth.google.com/kml/2.0">
<Placemark>
<name>Amazon.com HQ</name>
<description>
<![CDATA[
Amazon.com
<br />
<a href="http://www.flickr.com/photos/luckypines/18787993/">View at Flickr</a><br />
]]>
</description>
<LookAt>
<longitude>-122.315962</longitude>
<latitude>47.592736</latitude>
<range>100</range>
<tilt>30</tilt>
<heading>45</heading>
</LookAt>
<visibility>1</visibility>
<styleUrl>root://styleMaps#default?iconId=0x307</styleUrl>
<Style>
<Icon><href>http://photos15.flickr.com/18787993_a954110acc_t.jpg</href></Icon>
</Style>
<Point>
<coordinates>-122.315962,47.592736,25</coordinates>
</Point>
</Placemark>
</kml>
こんなXMLを用意してamazon.kmlとかいう名前で保存して、ファイルをダブルクリック!
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<kml xmlns="http://earth.google.com/kml/2.0">
<Placemark>
<name>Amazon.com HQ</name>
<description>
<![CDATA[
Amazon.com
<br />
<a href="http://www.flickr.com/photos/luckypines/18787993/">View at Flickr</a><br />
]]>
</description>
<LookAt>
<longitude>-122.315962</longitude>
<latitude>47.592736</latitude>
<range>100</range>
<tilt>30</tilt>
<heading>45</heading>
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<styleUrl>root://styleMaps#default?iconId=0x307</styleUrl>
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<Icon><href>http://photos15.flickr.com/18787993_a954110acc_t.jpg</href></Icon>
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<coordinates>-122.315962,47.592736,25</coordinates>
</Point>
</Placemark>
</kml>
7/04/2005
なぞなぞ
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』プロデューサー リック・マッカラム インタビュー
映画はもう作らないけど、その代わり100時間に渡るテレビドラマを製作するよ。『エピソード3』と『エピソード4』の間をつなぐ、ルークが成長するまでの期間を描くんだ。今回の『エピソード3』で数々の謎が解明されたとはいうものの、まだまだ残された疑問点がたくさんあると思う。その不透明な部分をすべて答えるために、テレビシリーズで全部説明する予定なんだ。お上手だぜちくちょー、見るしかねーじゃねーか。
法人
Kawasakiのはてなダイアリーより。
『法人は、ヒトではないけれども法律上ヒトとして扱われるモノである。』っていう目からうろこな話は、なぜか沈黙の艦隊で読んだなぁ。やまとを法国家として扱えないか、という議論で出ていた。法人ってそういうことか、とものすごい衝撃(って言い過ぎかも)を受けたのを覚えている。関係ないけど。
川崎さんのエントリでは最後のほうで『株主の利益の最大化を目指すが、従業員やその他のステークホルダーは無視しているとのことです。』という話でレイオフが年初の抱負みたいな話も出てきていて、確かにこちらもものすごい衝撃なんだけど、一方でレイオフされて暇だったからMovable Typeを作ったみたいな話も聞こえてくるので、会社に属するというのは人生ゲームでたまたまサイコロの目が出てとまったコマに過ぎず(就職した会社がIPOした。1万ドル受け取るみたいな)、そのコマでいつまでもとまっているわけには行かないなぁ、とも。
なんだかわけわからんエントリだが、つらつら考えたのは、『法人』からの求めに応じてアウトプットばかりしていると、あるとき放り出されたときに困ってしまうので、『法人』という同僚を利用して個人では得られないインプットを得るようにしないとね、と。そんで、このアウトプットとインプットのバランスがおかしいと、法人と個人の関係は崩れるね。アウトプットばかりでインプットがないなら法人のためにアウトプットする理由はないし、逆にインプットばかりだと法人が個人と仲良くする理由がない。
あー川崎さんのエントリと全然関係ないよ、こりゃ。とりあえず『会社は誰のものか』を買います。
『法人は、ヒトではないけれども法律上ヒトとして扱われるモノである。』っていう目からうろこな話は、なぜか沈黙の艦隊で読んだなぁ。やまとを法国家として扱えないか、という議論で出ていた。法人ってそういうことか、とものすごい衝撃(って言い過ぎかも)を受けたのを覚えている。関係ないけど。
川崎さんのエントリでは最後のほうで『株主の利益の最大化を目指すが、従業員やその他のステークホルダーは無視しているとのことです。』という話でレイオフが年初の抱負みたいな話も出てきていて、確かにこちらもものすごい衝撃なんだけど、一方でレイオフされて暇だったからMovable Typeを作ったみたいな話も聞こえてくるので、会社に属するというのは人生ゲームでたまたまサイコロの目が出てとまったコマに過ぎず(就職した会社がIPOした。1万ドル受け取るみたいな)、そのコマでいつまでもとまっているわけには行かないなぁ、とも。
なんだかわけわからんエントリだが、つらつら考えたのは、『法人』からの求めに応じてアウトプットばかりしていると、あるとき放り出されたときに困ってしまうので、『法人』という同僚を利用して個人では得られないインプットを得るようにしないとね、と。そんで、このアウトプットとインプットのバランスがおかしいと、法人と個人の関係は崩れるね。アウトプットばかりでインプットがないなら法人のためにアウトプットする理由はないし、逆にインプットばかりだと法人が個人と仲良くする理由がない。
あー川崎さんのエントリと全然関係ないよ、こりゃ。とりあえず『会社は誰のものか』を買います。
7/01/2005
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