4/28/2005

アウトプットの定義

梅田さんのエントリに対していろいろな考察が集まっていて、おもしろい。探し回るのは面倒なので、梅田さんのエントリへのトラックバックと、梅田さんのはてなブックマークのものしか読んでないけど(うわ、僕のもブックマークされてる)。

んで、アウトプット=ブログで情報発信という等式で、ブログを書いてない=アウトプットがないという話で、大企業人がブログを書き始めることはないだろうとか、ビジネス系ブログは増えるかどうかとか、なんとなくそういう議論ばっかりに見えるんだけど、「アウトプット=ブログ」じゃないでしょ。

僕のこのブログは僕にとっての備忘録くらいの内容しか書いてないし、仕事でやってるほうのブログはNews Updateしかない。だから吉松はアウトプットしてないとか、吉松が勤めている会社はPRポリシーが厳しいからアウトプットがないとか、そういう話じゃないだろうと。というかこないだの「知識を使う方向で」というのは、ブログを書くなんて小さいことじゃない。

アメリカ人のアウトプット指向ってのは、別にブログのエントリが多いとか少ないとかじゃなく、目に見えるものをまずは届けてみるということを、届ける前に作った理由を一生懸命考えることよりも優先するって話だろうと思う。アメリカ人たちだって、完璧を期してフランケンシュタインの怪物を作っちゃうことも多々ある(WXSとかXQueryとかw)けど、それをみて怪物だという人がちゃんといて、そういう人たち同士がきちんと議論できる場所があるってことが、日本という環境との違いだろうと思う。

アメリカ人一人ひとりが日本人一人ひとりよりも絶対的に賢いわけじゃないけど、アメリカ人の脳みそが全部つながったら、やっぱり日本人一人ひとりの脳みそでは勝てるわけがない。で、多くの日本人は脳みそへのインターフェイスを公開しないから、つながる術がないが、アメリカ人のアウトプット指向は脳みそへのインターフェイスを公開することなので、脳みそつながりが作られやすく、現実につながっている、と。

よくわからんけど、僕がアウトプットをしているとしたら、それはこのブログに埋め込まれているUTF-8の記号(だけ)ではないということだけははっきりさせておきたい。いや、自分に対してはっきりさせることにした。以上。

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