9/28/2004

プロとして食っていくのが難しい時代

梅田望夫「アマチュア革命がもたらす世界」

ただこうした凡庸なサバイバル戦略を多くの人が取るようになれば、ますますプロアマの供給過剰を生み、そのプロアマは専門家の世界における「報酬を求めない新規参入者」という厄介な存在となる。

ただまぁいずれにせよ、「知的で面白いことをできる限り一生やり続けて、しかもちゃんと飯を食っていく」というプロフェッショナル的人生を志向する人は、カネについて若いときから真剣な戦略を描くことが、昔以上に重要になってきたということである。


梅田さん。いつもながらこちらの考えの少し先を行っていてすばらしい。さらに言うなら、ある意味無責任なプロアマときっちり責任を取るつもりのプロとを見分けてうまく利用できないと、痛い目にあうだろうなぁ。無責任なプロアマが増殖して、しかもそれらが「コミュニティ」とかいってある種の企業性まで持ち始めている。しかしどこまでいっても無責任であることに代わりはなし。そこにも利用価値はあるし楽しみだってあるが、プロの仕事と無責任コミュニティとを混同してはいけないのだ。これは自戒でもある。プロとしても、コミュニティの一員としても。

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